G-Bio石巻須江発電所では、排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を取り除くため、脱硝装置(SCR)において尿素水を用います。
この尿素水は、常温で無色、無臭であり、安全なものです。
また、この尿素水は脱硝装置(SCR)内で噴射し、熱分解してアンモニアガスを発生させて、触媒反応させることで、NOxを無害な窒素と水に変化させます。
尿素水量の過剰噴射により、過剰なアンモニアが発生し、NOxと未反応なアンモニアガスが外部に排出されないように、尿素水の噴射量が適切に制御されます。
従ってアンモニアガスは脱硝装置(SCR)内で全て消費され、外部に漏れることはありません。
なお、G-Bio石巻須江発電所と同様のシステムを採用する国内の他のバイオマス発電所においても、脱硝装置(SCR)からアンモニア臭が漏れ出した事例は発生しておりません。