この発電所がなくても停電はしていないので電力は足りているのでは?

日本では、電力需要量の約80%を石炭火力・LNG火力・石油火力の化石燃料発電で賄っています。この化石燃料の使用量を減らすことが、地球環境改善のために世界から求められています。

その化石燃料発電所も多くが老朽化した設備でフル稼働しており、突然の事故停止などが危惧されています。現時点では電力の需給に支障がなくても、全ての発電所には寿命があり、いずれ廃止や設備更新の期限が必ず訪れます。

日本の電力供給事情は、このような脆弱な状況のもとに成り立っており、何かのきっかけで電力の安定的な供給が途絶える危険性は高まりつつあります。

しかし発電所の建設には、早くても数年間を要しますので、電力需要を見越して建設する必要があります。

G-Bio石巻須江発電所の行うバイオマス発電事業は、この化石燃料発電所の役割に取って代わることができるものであり、電力の安定供給に寄与するものです。